一見、それで十分のように見えますが、商品・サービスの特性をただ述べただけなので、顧客からしてみれば「で、それが私の何に役に立つの?」となってしまい、購入に至らないケースが多いのです。
分かりやすく言うと、「この商品を買ったらこういう良いことが起きる」という説明です。「購入すると、自分にとってこんな良いことがあるんだ!」と思えれば、見込み顧客の財布のヒモも緩みますよね。
「メリット(利点)」の対義語は「デメリット(欠点)」そして「ベネフィット(利益)」の対義語は「ロス(損失)」と考えてみると、その違いがわかりやすくなりますよね。
メリットは商品やサービスの売りや特徴など評価される面。
しかし、メリットを説明されただけではイメージしにくいため、お客様の「買いたい」を引き出すことは難しいです。
メリットには機能的価値と感情的価値があるということも一緒に覚えておきましょう。
一方でベネフィットは、その商品のメリットによってもたらされる良い変化やお客様にとっての利益。
お客様が「これを使ったら自分はこうなれる」とイメージしやすいため、ベネフィットが引き金となってお客様を行動させてくれます。
メリットがあってこそベネフィットが輝くのです。
この2つの違いをしっかり理解して、効果的に使い分けることができれば
ビジネスシーンで潜在顧客を見込み客へと変化させることができるでしょう。
分かりやすく言うと、「この商品を買ったらこういう良いことが起きる」という説明です。「購入すると、自分にとってこんな良いことがあるんだ!」と思えれば、見込み顧客の財布のヒモも緩みますよね。
今日、新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けている飲食店が多々ります。
酒屋や酒造メーカーも相当なダメージを受けました。
何とか売り上げを取り戻そうと、とある酒造メーカーが消毒液の代用になる高濃度アルコールの製造をし大幅な売り上げを上げました。
このため厚生労働省は、アルコール度数が60度台の製品でも消毒液としての使用を認めることととしています。国税庁も酒造会社に対し、原料用アルコールを加水して高濃度アルコールとして供給することを認め、製造に必要な免許を簡素化するなど、特例措置を設けました。
このようにどんな困難な状況下でも発想の転換が重要なのです。
考え方を変え、考えるベクトルを変え、顧客の層を変え、と
様々な方法でビジネスは動かすことができます。
一見不利なことも180度見方を変えてみれば
大きなビジネスチャンスが訪れているかもしれません!
世界一のベストセラーである聖書の発行部数は、もはや天文学的数字といえます。
その数は歴史が長すぎて定かではないが、少なくとも50億部以上。なかには150億、3,880億部などという説まで存在します。2022年時点で3,200語にも翻訳され、もはや聖書の行き届いていない国などほぼ存在しないと言えるでしょう。
「世界で一番売れた本」として、堂々のギネス記録に認定されています!
聖書がこれだけ世に広まった理由を紐解いていくと
次のようなことが分かります。
1.競合との明確な差別化を行うことが重要。また、狭いターゲットに限定せず、大胆にターゲットを広げることも、施策とともに検討すべし。
2.ストーリーの持つ力や、五感に働きかけるツールの力を最大限に活用すべし。
3.目的のためには多少手段を選ばず、現場の細かいニーズに対応せよ。
上記のことから聖書は究極のマーケティング。
高レベルなコミュニティビジネスだという事が分かります。